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ホーメイWSに参加したレポートです。
『神経トレーニングとしても効果的な特殊歌唱法』 ☆ホーミー・ホーメイWSへの参加動機など☆ 昨日、夫のボイスパフォーマー・徳久ウィリアム主催のホーミー・ ホーメイWSに参加しました。会場は、お料理の美味しい荻窪の カフェバー・ちゃぶ九さんの2Fの隠れ家的な空間でした。 ホーメイはロシアの南にあるトゥバ共和国の、ホーミーはモンゴルの 遊牧民の間で奏でられる特殊発声、歌唱法です。口腔内に舌で箱型を つくり、その中に声を投げ込み、喉や胸を震わせて高音と低音を同時に 出すことで、倍音が干渉し合って時にピーっという、高く美しい笛の音の ような音が鳴り響きます。 モンゴルの遊牧民たちは、気の遠くなるような広い大地に吹き抜ける 風を感じながら、ホーミーという歌唱法を思いついたのかもしれません。 「チャンドマニ」という遊牧民を描きホーミーをフィーチャーしたドキュメンタリー の中で、彼らは、ホーミーを体の中で風を作り出す行為として表現していました。 上記のチャンドマニを劇場で観てハマってしまったのと、特殊歌唱法を 操る夫ウィリアムと出会ったのはちょうど同じ時期だったので、いつしか ホーミー・ホーメイがさらに身近なものとなっていきました。ライブで聴くと 必ずといっていいほど真似をしたくなるし、上達したくて度々発声できる場に 参加したりもしていました。けれども、私は元々喉があまり強くないので、 すぐに声枯れしたり咳き込んでしまい、思うように発声できませんでした。 それが、ある時ふと気がついたのです。ウィリアムとのコラボ企画の TAIKANworksで呼吸法WSに関わったとき、呼吸が苦手な人が 肺を覆っている呼吸筋群を強化していくことで、徐々に呼吸が深く楽に なっていくのを見て、それが発声に関わる大きなヒントになったのです。 つまり、声帯も筋肉で覆われているので、それを使って鍛えることで、 どんどん強化され、炎症起こしてかゆくなったり咳き込むこともなくなって いくのでないかと。元々働きが弱いところも遺伝だけでなく、身体の癖、 習慣、性格的なことや思い込みに至るまで、あらゆることが絡み合って そのような状態を作ってしまっているのでしょう。 私自身も日々の施術体験の中で、うまく使えてない部分に意識を向けて 周辺の細胞を活性化していくことが、生物としていかに重要かと考えるように なりました。意識を向け、大脳にちゃんとそこの部分の信号を送ることで、 神経の回路がつながり生き生きと弾けるように元気になってくるのです。 元々私たちの身体は、何の縛りも制約もない、伸び伸びと動ける状態を 搭載しているはずですが、長年しみついた癖によって身体が強張ったり、 一方で別のところが弛緩し過ぎたりして、本来の機能を充分発揮できる 状態から徐々に乖離していってしまうのです。 ウィリアムは、昨年から韓氏意拳という、いかに人間の身体を本来持っている 自然な状態に戻すことに重点をおいている中国拳法を習いはじめ、そこでの 画期的な神経トレーニングのノウハウを、自身のレクチャーやWSで用いるように なりました。(意拳では適度な緊張感と伸びやかさを同時に併せ持った状態を 維持し続けるという、究極の集中状態をつくるワークを行います) 私は1月に行われたウィリアム主催のボイスWSに参加し、発声テクニック以前に、 身体の機能を観察しながら自分と向き合うプロセスが、大変面白いと思いました。 身体が一番伸び伸びと動けるような、適度な緊張と弛緩が拮抗する中心に 自分自身をキープし続けると、今まで出したことのないような声が楽に出せたのです。 前置きが長くなりましたが、このノウハウを用いてもう一度ホーミー・ホーメイを やってみたいなと思い、今回参加することにしました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ☆参加した体験談など☆ やはり今回も全身を使った神経トレーニングから入りました。 ぱっと楽に物を取るような、気負いのない状態で腕を上げ下げしたり、 楽に立っいる時に、合図とともに瞬時に足踏みできるか、一歩踏み出せるかなど。 楽にしている状態でも、身体を放り出すのではなく、すぐに動けるような状態を 維持するというのがポイントになります。 参加者の中には、立っている間に血が通わなくなって手がむくんできた気がする、 とおっしゃる人もいました。緊張の方が勝ってしまい、肩に力が入って下に エネルギーが流れなくなってしまったのかなあと思いました。他には、会場が 寒かったけど、だんだん体が温まってきたという人がいたり、それぞれ感じ方も 様々でしたが、身体のどこが詰まっていてどこか流れているのかを、ワークを通じて 各々が感じやすくなっているように思いました。 私自身は緊張と弛緩の間というのを意識すると、手足がビリビリと電気が走るように なって何かが流れ出し、そして一抹のワクワク感が沸いてくるのです。なので、 決まって自然に顔がニンマリしてしまいますw 身体の状態を作るワークの後で、ウィリアムが大まかに3つの歌唱法を実践し、 ひたすら耳で聴いて模倣するというのを行いました。どんなに細かいテクニックも、 最終的にひたすら聴いて真似して、違いと一致点を見つけて修正を繰り返していく 他ないそうです。赤ちゃんが言語を獲得していくのと同じですね。 喉を詰める方法、ガラガラ声で胸を響かせるカルグラ、そしてピーっという 高音を鳴らすホーミーの、3つのパターンを模倣し、その後は一人一人回って もらいながら、各自で好きな発声法を練習しました。 私は一番最初にしわがれ声を出した時は喉がかゆくなって少し咳き込み ましたが、鼻呼吸でゆっくり深呼吸し、状態を今一度意識し直したら、引っ掛かりが 取れたように声が胸から喉を通り抜け、それがスーっと鼻に抜けていくように 気持ちよく通りました。それから数回咳き込むことがあったけれど、その度に状態を 作り直したらやっぱり楽に発声することが出来、どんどん楽しくなりました。 これを書いている今も、実はずっと発声していますがw、ぜんぜん喉に負担になって いないのが分かります。 一つの歌唱法を学ぶのにも、やはり身体全体の状態が大いに関係するのが はっきりと分かりました。施術も、姿勢と炭田への意識が崩れた途端に 疲れが出てしまうけれど、状態がしっかり作れれば何時間施術していても 疲れないのです。 指先の寸分狂いない動きを巧みに操る職人さんも、技術以上にフォームが 命であると聞いたことがあります。フォームが崩れると指先の微妙な感覚まで 変わってきてしまうのでしょう。 今回のホーミー・ホーメイWSは、特殊歌唱法そのものに興味がある人は もちろん、普段うまく使えていない声帯の筋肉を柔軟にしたい方、ホーミー・ ホーメイを通じて、新しい言語を獲得していくような感覚で、神経トレーニングの 一環として身体の意識を目覚めさせたい方などにもオススメです。 欲を言えば、自主練が苦手な私のようなずぼら人間のために、単発ワークで はなくステップアップできる連続コースや、定期開催をしてもらえたらありがたい です。と、直接本人にオファーしてみましたが。。。 ホーメイの中でも、カルグラなどの胸を響かせる発声法は、呼吸筋もかなり 強化できるような感触があります。実際に今朝からとっても呼吸が楽で、 ちょっとハイになって喉声で遊び通しているほど。笑 ご興味ある方は、ぜひ一緒に喉声で遊びましょう♪ これ、集団でやるとかなりあやしくて痛快ですw □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 『Foot&Holisticセラピー玉響』 ~自然治癒力と人間本来の野生性を引き出すフットセピー~ サロンでの個人施術、お客様宅への出張、妊婦さんや赤ちゃん連れもOK! お試し60分 5000円 たまゆら循環セラピー(体質改善コース) 2時間 10000円 ご予約はコチラ
by tamayula-foot
| 2013-03-26 16:37
| *カラダcolumn
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