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先日の「taikanworks」と「現代朗読協会」の合同WSは とても充実した会となりました。 今回は出会いとタイミングに導かれた合同企画でした。 足もみ&呼吸・発声と現代朗読のコラボは前代未聞のユニークな 組合せでしたが、向かっている方向が同じなのでとても自然な 流れで、一つの成果が得られたのではないかと確かな手応えを 感じました。 ご参加いただいた皆さんが、どんどんオープンになって輝いていく姿は とても素敵でした。一部の私たちのワークでは、セルフ足もみで呼吸器や 呼吸筋群を重点的にほぐし、その後それぞれのチャクラに声を響かせる 倍音声明をやりました。 終わった後、「背中の張りが取れて助かりました!」 「いつも張ってる肺のあたりが楽だわ~。」 「身体が温まりリラックスできた。」 「足裏が地にしっかり着いて立っている感じがする。」等と言って頂けたのは、 嬉しい報告でした。 二部の現代朗読WSでは、全員でルールを変えながら読み合わせていく 慣らしのエチュードではじまり、グループに分かれてテキストに基づいた 即興パフォーマンスの練習、そして最後に発表するところまでやりました。 現代朗読協会の水城さんが、足もみと呼吸法をやった後なので、いつもより 全員の息が合いやすいし、パフォーマンスにすぐ入りやすいとおっしゃって いました。身体が柔軟になり感度が高まっていたからなのか、ほとんどが 初心者の方たちなのにパフォーマンス慣れしているというか、早い段階から ハートを開き表現に身体ごと投じていく姿には驚かされました。 今までこのようなイベントとは無縁だったというサラリーマンの方もいらっしゃい ましたが、ご本人は最初は緊張していたそうですが、とてもキラキラと輝いて 見えて一緒に参加できて本当に楽しかったです。 二部から参加された教員の方は、身体も温まっていないし仕事帰りなのですぐに WSモードに切り替えるのが大変だったそうですが、最後には手を取り合って 一緒に舞い踊っていました。 段階を踏みながら、表現する上での必要な基盤を築いていき、 表現においてはテキストはあるものの、何の縛りもない即興的な自由さを 生かしていく現代朗読協会さんの手法は、とても汎用性が高く勉強になりました。 テキストという共通理解があることで、全然バラバラなものにはならないし、 それがあることで、抵抗無くパフォーマンスに入り込め、かえって伸び伸びと 表現できるのが興味深かったです。 朗読って一人でするものだと思っていたけど、多人数で身体表現を取り入れて 行う現代朗読は、コミュニケーション能力や感覚を鋭敏にする上でも効果的な メソッドであり、有りのままを見聞きするってこういうことなんだと実感できた 貴重な体験となりました。私たちは何かを見ているようで、実際は自分の 内側に閉じこもって別のものを見ているのだということが、不慣れな テキストをみんなで読み合わせている時に、身をもってわかったのです。 テキストを読むのに精一杯で近視眼的になり、周囲の声を聴けなかったり 周囲で起こっていることに何の注意も向けられなかったり。 日常の中でも有りのままの世界を見ているようで、きっと沢山の物事を 遮断し、無意識に現実のほとんどを取りこぼしたりそぎ落としたりして いるのでしょう。 水城さんは、自分の声しか聴かず周囲の音や気配を感じられないのは、 表現においてそれはとても薄っぺらいことだとおっしゃいました。 テキストを引きで見ながら、周囲の存在を観察し声に耳を傾けていると、 鮮明に自分の立ち位置が見えてきて、同時にパっと色んなものが色づいて 見えるのが不思議でした。鮮やかに多くのものが自分の中に入ってきて、 呼吸も身体も楽になっていくような感覚です。 最近特に気づき始めていたことだけど、何か一点に没頭することや、内側に 入っていくことが集中することではないのですね。究極の集中状態とは、 何か特定のものに注意を払うことではなくて、今起こっていることすべてに 全身で注意を払うということなのだと思います。その中で、自然と内側から 立ち上っていく生理的な疼きのようなものが、反射的に他者と呼応し、 形を変え流れていく。そんな現象すべてが感覚器や知覚を通じて 色濃く身体に入ってくる状態が、真の集中状態なのではないかと考えます。 ================================ 今日は小雨になったすきにベランダに出てみました。 数軒先のお宅からガチャッっと食器がこすれる音や、ご近所さんが前の お宅を訪ねる声、引き戸の開く音、バイクや自転車のブレーキ音、雀が 仲間を呼ぶ声、「だから~整骨院だってば!」と、誰かが携帯で話す声、 にゃーごろ鳴き止まない近所の野良猫の声、雨が電柱から滴り落ちる音、 大通りを走る車の音、通りを挟んだ向こうの商店街の雑踏の気配・・・ こんなに当たり前のような日常の出来事さえも、この瞬間瞬間で二度と 同じことは起こらないのだなあと思ったら、今この時に偶然居合わせた 音を重ねるものたちに、まるで同じオーケストラの一員でもあるかのような 親近感を感じました。そして、すぐに去ってはまた次の音が重なっていく ので、聴き入っているとどんどん楽しくなってエンドレスに。 今まで見てきたものは一体何だったのかしら?きっと、世界がこんなに 生き生きと発信している情報の、ほんの一握りを現実だと思って拡大解釈 してきたのだろうなあ。ただ有りのままの音や気配に耳を傾け、そういうもので いつもヒタヒタに充たしていきたいと思う今。 現代朗読WSは、そんな人間の潜在能力と生理機能の一端に触れられた、 個人的にはとても得るものの多い有意義なWSでした。 また一つ、新たな発見の扉が開かれたことを嬉しく思います。
by tamayula-foot
| 2012-04-24 05:50
| *TAIKAN works
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