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遅ればせながら、両国もんてんホールで開催の 深水郁さんとのコラボ企画『誕生以前*十の物語』は とても良い時間となりました。 ご来場くださった皆様、もんてんホールの黒崎さん、 一緒に場を紡いでくれたあやちゃん、本当にどうもありがとう ございました!! ほの暗い闇のなかで、あやちゃんのノンビブラートの 澄んだ真っ直ぐな歌声を浴び、そしてお客さんの寝息を感じつつ、 まるで地球の自転のように少しずつ右回転にまわりながらの マッサージは、なんとも言えない不思議な体験でした。 一人一人の足に触れる時、施術の時とはまったく違った感覚に なれたのも新鮮でした。未体験の世界で、まるで未知の存在に 出会ったかのようで、私の手はひとりでに対象を探ってみたり、 衝突してみたり、包んだり、寄り添ったりしていました。 当事者ながら何が起こったのか消化しきれず、終わった後は どこかに言葉を落としてきてしまったみたいです。『おはようございます。 おかえりなさい。そしていらっしゃいませ、新世紀へ』と、思いつきで 挨拶してましたw そしたら打上げで入った中華屋の店名がまさに 「新世紀」という偶然(笑) 元はと言えば、極めて個人的な私の出自がこの企画が生まれる 発端でした。私は逆子だったため、帝王切開で産まれてきました。 産道を通らず、何の心の準備もないままw突然明るい場所に パカーンと飛び出してしまったわけです。手を広げたまま、 すべてがウェルカム状態の体勢だったそうです。そのことが 私の性質や考え方に良くも悪くも影響しているのではないかと、 最近になって度々思うようになりました。 産道への憧れから、こんどは誕生以前に興味を持つように なりました。素朴に、その軌跡を辿りたいと。そしたら、母胎の 中での命のはじまりから出産までと、宇宙のはじまりから今までの 軌跡がすべてリンクしていたので、両方を包括したモノガタリを 作ろうという展開になりました。 今回まったく初めての手探り状態で、不慣れな点もあったと 思いますが、私の中では一つはっきりとわかったことがあり、 それはこの先も私の中をブレない核として貫いてくれるような 確かなものでした。 それは、道端に転がっている石ころにも意思があるということです。 宇宙が点にも満たない存在だった頃から今まで一貫して一つの意志を 貫いてきていることは間違いないと思ったのです。膨張して動き続ける ということにどんな意味があるのか私は分からないけど、爆発しても 散り散りになっても、姿や性質を変えても尚、膨張拡張を繰り返して 今に至っているということ。その生長の過程で生まれた石に、元々の 意思が宿って無いなんてことはあり得ないのではないか、と思いました。 石だけじゃなく、すべての存在においてに言えることですが。 万物に命が宿るというアニミズム的な考えに引かれていたけど、 宇宙科学においても実は証明できるよね!と強く思ったのです。 あ、もしかしてすごく飛躍したこと言ってるのかな~世の中的に、、、 素直に思ったのだから気にしません!! 今回深水郁さんと一緒にやりたいなあと思ったのは、漠然と面白く なりそうだというインスピレーションがあったからですが、やっぱり 理由がありました。 冒頭にも触れましたが、あやちゃんはビブラートを効かさないのです。 どこまでもどこまでもピーンと伸びていく歌声に、一点の曇りも迷いも 感じられず、それはエネルギー切れでクラッシュしてもめげずに 生長し続ける命の本質と私の中で重なりました。 ☆写真は、今回のパンフレット(クロモジつき)と暗転前のご挨拶タイム☆ お客様から頂いた感想を、下記に掲載させていただきます↓ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 珠央さん、郁さん、昨晩はありがとうございました。 私は、9.の新石器時代にいたので、5.6.7.8.と眼を瞑ったまま、 身体と精神が解きほぐされ、たくさんの分子の集合体に分解されていく 自分を思いました。そして、左足にエネルギーの注入を受けた時に、 私は左足から再凝結して再生していくように感じました。こんなこと 言うのは、少し恥ずかしく失礼かもと思いますが、珠央さんの手に 全てをゆだねて、一体化した程の衝動を感じました。そしてまた、 郁さんの歌の一音一音は、閉じた体を空間に開き浮遊させていく ようなイメージと動作を、充分に呼び起こしてくれたと思いました。 とても貴重な体験を、 ありがとうございました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨日はありがとう。面白い体験でした。 まず徳久珠央の何かが産声を上げた日として、 とってもいい日になりましたね。パフォーマンスをすることで何かが パワーアップしていく感じ、ほんとにやってよかったですよね。 場を共有した私はと言えば、ほどよく眠り、ほどよく揺れたという感じでした。 音楽の何番というの全然把握していないけど、郁さんのピアノに 体のなかの水分が波になって呼応していく感触を味わい、 珠央さんと郁さんが声で掛け合いをするところで、人間の声って いいなとしみじみ思いました。女性のかそけき声っていいな、が正確かな。 (「歌うネアンデルタール人」っていうのね、あれ。 なんてかわいいネアンデルターール) 私はクラヤミ系なので、あそこでなんか自分の声もかぶせたいような 衝動が少しあったけど、そういうものじゃないのだと自粛。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 別のお客様は帰り際に、8番目の「歌うネアンデルタール」の私と あやちゃんのハミングの掛け合いから、以前聞いたクジラの親子の やり取りを思い出したとおっしゃっていました。 レイキヒーラーの彼女は気の流れにとても敏感ですが、暗転して 歌がはじまった瞬間からぶわ~っと会場のエネルギーは上がって いって、私が目の前に座って足に触れた瞬間は、触れてない右足から なぜか気がドドーっと入ってきて、すごい勢いで左足から出て行くのを 感じたそうです。彼女の言う「気」に色がついてたら見てみたい! 素敵な感想をありがとうございました*
by tamayula-foot
| 2013-09-07 00:35
| *ライブ&フットセラピー
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